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🍴フォークの知られざる驚きの歴史🍴


今僕たちが当たり前のように使っている食器のフォークですが、あのフォークの形に似たものが、どのくらい前から存在しているか皆さまはご存知でしょうか?

その答えはなんと、今から6,000年前にも遡ります。6,000年前にはフォークのようなものがあったなんて…ものすごい歴史を感じますよね…しかも食具としては当時使われてなかったのです。

本日はそんな歴史がたっぷり詰まったフォークについて、僕なりの視点や解釈も入れながらお伝え出来ればと思います!ぜひ知られざるフォークの深い世界をお楽しみに♪

🍴名前の由来は?

フォークの語源となっているのは、ラテン語の「furca(フルカ)」からきていると言われています。

フルカとは『二股に分かれた棒』という意味があるんですが、他にも首かせや絞首台という意味もあるので、なにやら死の香りがする言葉のようです。

僕らが普段使っているフォークも、先端が複数に分かれてるので、名前の由来は納得できるものがあります。

さぁそれでは、先端が複数に分かれているフォークのような形が、どのくらい前からあるのか詳しく見ていきしょう!

🍴フォークの起源は?

冒頭でも少し触れたんですが、
フォークを『鋭利な二股以上のもの』と定義した場合、なんと6000年前のチャタル・ホユック遺跡(トルコ)から熊手のようなものが発見されているのです!

僕から言わせてもらうと、
もはやロマンしかありません...

今僕らが普通に使っているフォークの原型が、6,000年前からあるという奇跡... この歴史の長さや深さに圧倒されっぱなしです

しかし...残念なことに
当時フォークに似た形のものは、『熊手』として使われたり、『神に肉を捧げるための道具』としてしか使われることは無かったのです。

実際に食具として使われ始めたのは
今から約1,000年前のこと。
5,000年もの間、ほぼ食具としてはメジャーになることも無く、敬遠され続けてきたのです。


"なぜ長い間、敬遠されてきたのか?"

その理由の一説になんと
『悪魔が使う熊手のような棒』に似ているため、不気味で縁起が悪いという一説があります...

どうやら宗教的な見方が強かったようです

🍴空白の5,000年間?

先程も申し上げた通り、フォークをはっきりと『食具』としたのは今から約1,000年前のことでした。※ちなみに発祥の地はイタリア・トスカーナ地方

フォークのような形のものが6,000年前からあったのにも関わらず、なぜ5,000年もの間、食具としては使われなかったのか?

悪魔が持っている棒に似ているからという説のことはお伝えしたと思うんですが、実は最大の理由が残っていたんです...!!


それは

『手づかみ文化』です。


「神の恵みに触れることができるのは、神の作りたもうた人間の手だけである」

という理由から、当時は手づかみで食べることが「正しい」ことであり、フォークなどの道具を介することは神の道に反する冒とく行為だと思われていたのです。

その背景から、食具として
5,000年もの間、敬遠されてきました。


そして手づかみ文化が徐々に無くなり
フォークを食具として使うことこそ『正しくて美しい』とされる時代がやってきます


🍴近代のフォーク革命?

約1,000年前に、イタリアのトスカーナ地方で流行り始めた食具としてのフォークでしたが、

イギリスでフォークの使用が一般化し始め、革命が起こったのは、約300年前の頃でした。

その頃、一般市民が生活の上でも力を持つようになり、貴族たちはこぞってフォークを食べる時にも使うようになりました!


"なぜか?"


それは「手づかみで食べる庶民」と「道具を使って食べる貴族」という構図をあえて作り出すことで、「自分たちは選ばれた階級なのだ」というスタンスを作りだそうとしたようです。

そのおかげもあって
フォークを食具として使うことが、どんどん主流になっていき、今僕たちが当たり前のように使っているスタイルにまで"時を超えて"馴染んでいったのです

🍴まとめ

いかがでしたでしょうか♪

まだまだ割愛してしまった部分や、フォークの形の歴史、それに材質のことなど、すべてを語りきれずに今回は終わってしまいました。

マニアック過ぎるので自粛です(笑)


しかしながら、今回の内容だけでもかなり歴史的な部分はお伝え出来たかと思います!

食具として使われるまでに、
かなりの時間がかかったフォーク。

悪魔の棒に似てると言われ
敬遠され続けてきたフォーク。

それが今では身近にあり、僕らの食生活をサポートしてくれています。あぁ。ありがとうフォーク。

そして現代では、食具以外にパフォーマンスとして、多くの方に楽しんでもらうフォーク曲げにまで発展致しました。

この歴史を感じながら、真心込めて曲げるフォークは格別です。本当にフォーク曲げアーティストとして活動するまで、こんなことは考えたこともありませんでした(笑)

きっと僕は"変"です。

でもその"変"こそ個性だと思って、中々食具として受け入れてもらえなかった歴史あるフォークのように、僕も信念は曲げず、フォーク曲げアーティストとして歴史と共に楽しく生きていきます。



フォークに出会えて
本当に僕は幸せ者です




それでは、
本日も読んでいただき
ありがとうございました!

フォークは曲げても信念は曲げない
フォーク曲げアーティストRyoでした。

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ps. 1月6日(水)23:59~
それって?! 実際どうなの課 初出演
良かったらぜひご覧ください✨